一人暮らしと自炊。(5)
自炊について提案させていただきます。
パンを主食とする場合について説明させていただきます。
以下の2つに分けられます。
既製品
食パン・バゲット・調理パンなど市販のものを購入します。
コストはピンキリです。
自作
自分で生地を捏ねてオーブンで焼く方法と、ホームベーカリーに作らせる方法があります。
コストはかなり低いですが自分で生地から作った場合、かなりの手間・時間とそこそこの技術、そして環境が必要です。
その点ではホームベーカリーの場合は炊飯器を使った米食とほぼ同じ要領で常食にすることができます。
既製品と自作、どちらにしても保存する手段・場所が必要です。
パンを焼くことと生活サイクル
パンを自作した場合、大きく分けて5つの工程が必要です。
1、粉を混ぜて捏ね上げる
2、一次発酵
3、成形・ベンチタイム
4、二次発酵
5、焼く
このうち2・4・5は放置するだけで、実際に我々の手を煩わせるのは1と3です。
そこを踏まえて、平日に仕事から帰宅してからパンを焼く場合の生活パターンを提案させていただきます。
1、夕食の準備をしながら材料を計量しボウルに入れる
その際、バターを冷蔵庫から出して常温にしておきましょう。
2、食後ただちに生地をこね始める
手はかかりますがTVを観ながらでもできます。
3、捏ねあがった生地を一次発酵させながら、食器洗いしてキッチン周りを片付ける
パンの成形には少々作業スペースが必要です。
少し時間が余るのでコーヒーでも飲んで一服してください。
4、一次発酵終了を確認してパンチ・成形してベンチタイムと二次発酵
このあと冷凍保存して食べる前に焼き上げる方法もあります。
5、洗濯物・寝床などの片付けや翌日の準備を済ませ、余熱したオーブンに生地を入れて加熱開始
6、入浴
7、焼きあがったパンをオーブンから出し、粗熱を取って保存
以上の手順で自作パンを生活に取り込むことができます。
自作のパンは色々な食材を混ぜたりピザのように焼いたりとバリエーションも豊富ですが、どんなにコストダウンに努めても残念ながら割引価格の食パンより安くなることはほとんどありません。
自分の生活と性格にあった方法で選択してください。