一人暮らしと自炊。(8)
自炊について提案させていただきます。
小麦粉食について説明させていただきます。
小麦粉で料理を作る前の最低限の準備として「ふるい」にかけることが必要です。
これは塊になった小麦粉を崩して空気を含ませることで、ダマにならず滑らかな生地になります。
ふるい方は色々ありますが、手間と道具を考えてボウルに入れた粉を菜箸でかき混ぜるのが一番簡単です。
また、出来上がった生地を寝かせることで粉が水分と馴染んで食感が良くなります。
上記に注意することで完成度を底上げして「ちゃんとしたもの」に一歩近付けます。
水団(すいとん)
手軽です。
小麦粉に塩(適当に)を加えたものをふるってから少しずつ水を加え、耳たぶ程度の柔らかさになった生地を冷蔵庫などで寝かせます。
手で千切って汁物に投入して食べましょう。
火が通りにくいので、ひとつひとつを小さくした方が良いです。
まとめて湯がいたものを冷凍保存することもできます。
味が単調です。
半端に余った食材などを混ぜ込むこともできます。
お好み焼き
キャベツに限らず、そこそこの歯応えさえあれば材料は何でも良いです。
食材に、ふるった小麦粉と卵・各種調味料を入れてパサパサになるまで混ぜたものに少しずつ水を入れながら混ぜていきます。
あなたがイメージするお好み焼きらしい濃度になったら冷蔵庫で寝かせます(寝かせなくてもいいです)。
中火で両面焼いて完成です。
あまり厚めに作るとなかなか火が通りません。
気持ち薄めに作りましょう。
ソース・マヨネーズが必須だと思いがちですが、醤油、塩胡椒・ケチャップでもそこそこ食べられます。
生地に顆粒だしや山芋を入れるとよりお好み焼きらしくなりますが、なくてもそれなりにお好み焼きとして成立するのでとても懐の深い料理だと思います。
続きます。