一人暮らしともったいない。(1)
もったいないについて提案させていただきます。
「もったいない」という言葉について、どうお考えでしょうか。
例えばボールペンが一本あったとします。
あなたはこのボールペンをどう思うでしょう。
A、もったいないから使わない
B、もったいないから使う
Aの考え方が一般的だと思います。
いつか使う時の為につまらないことに使わずに取っておくのは、当然の考え方だと思います。
しかし、物はボールペンです。
多くは安価でどこでも入手でき、そこそこの耐久力がありかなりの長さの線を引くことができます。
しかし、所持しているうちに経年劣化で書けなくなってしまう可能性があるかもしれません。
そこでBの考え方はいかがでしょうか。
ボールペンを必要な用事以外のことで使い切ってしまったら損なのでしょうか。
こんな使い方はどうでしょう。
計算問題を解く
ちょっとした計算に強くなります。
どんな場面でも役に立つ基本的な能力です。
漢字、慣用句を学ぶ
常用漢字や熟語・慣用表現を学ぶことで事務仕事や手紙を書く際の誤字・脱字を減らし、また語彙が増えることで表現の幅が拡がります。
外国語を学んだりするのも同じです。
文章を書く
書籍・新聞などの文章を写したり日記や自分なりの考え、写経など何らかの文章を書く習慣を付けることでちょっとした文章を書く時にオロオロするようなことが無くなります。
地図を書く
地図や間取りなどを書く練習です。
手早く書けるようになれば、相手に何かを伝えるときに有利です。
絵を描く
風景・人体や動・植物のデッサンです。
対象物の形や風合い・特徴などをじっくり観察する頭の使い方が身に付きます。
などがあります。
何かひとつのことをボールペンを一本使い切るほど続けたら、あなた自身の中に「いつでもボールペンを用意できる状態」よりも価値のある何かを残すことができるのではないでしょうか。
上記はボールペンを例にしましたが、どんなことにも通じる考え方だと思います。
続きます。
ちなみにこのブログはある一本のボールペンを専用にしており、一旦レポート用紙に書いた文章を無線式キーボードでタブレットPCに打ち起こしています。
またTOP絵のテーマやアイデア・軽い下書きなども含めてこのボールペンで作業しています。
平成27年2月1日よりブログの文章を書き始め、今日そのボールペンが息を引き取りました。
このブログを読んで下さった方の心に、ボールペン一本よりも価値のある何かが伝わっていれば幸いです。