一人暮らしと鍋料理。(7)
引き続き、鍋料理について提案させていただきます。
魚の下処理
魚は美味しい出汁が出てヘルシーですが、どれもすぐに傷みやすく灰汁が出て強い生臭さがある食材です。
ちゃんと下処理をしましょう。
魚の臭みの正体は血合いや脂・ぬめりなどの成分が細菌によって分解された際に発生する臭いです。
新鮮であるほど臭みが少ないですが、取れたての魚を食卓で使うのは困難です。
発酵した体液や分泌液を取り除きましょう。
1、可食部分を切り出す
ウロコやヒレ・骨・皮などを分離させましょう。
可燃ゴミとして処分することになりますが、発酵して強い臭いを発するため袋などに密封して捨てましょう。
2、塩を振る
全体に塩を振りかけて10分ほどボウルに放置しましょう。
浸透圧の作用で水分が引き出され、同時に臭いの原因になる成分も表面に出ます。
3、洗う
2で出た水分を洗い落とします。
水洗いすることもありますが、熱湯で霜降りにする種類の魚もあるのでここではまとめて熱湯をかけることにしましょう。
2でボウルに入れた魚に沸騰したお湯をたっぷりかけてください。
温度が下がったら手で全体のぬめりや汚れを落としましょう。
この時ウロコなどが残っていないか確認しておいてください。
綺麗に水洗いしたら盛り付けましょう。
これでだいたいの魚は鍋に投入できるようになります。
続きます。