一人暮らしと仕事の覚え方。（22）

引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。

接客業に就いた場合の会話の注意点です。

前回、なるべく自分の話ばかりしない方が良いと申し上げました。

他にも初対面のお客様相手には、絶対に避けた方が良いと言われている話題があります。

政治

宗教

野球

の３つです。

いつ頃かはわかりませんが、かなり昔から言われているようです。

現代の接客でも充分通用する考えだと思います。

しかし、これを額面上だけで捉えてはいけません。

文字通りに上記３点を話題にしなければ良いというだけなら、今日まで伝わる教えにはなっていないでしょう。

この３点は常にいくつかの派閥から構成されています。

そのため、話題にすることで「自動的にどちらかに属していることが前提」になってしまいます。

口に出してしまった以上は自分やお客様がどちらの派閥なのかをハッキリさせなければならず、接客の場で自然と代理戦争のような会話に発展してしまうことも考えられます。

最初からそういったやり取りをしたいお客様は多数派とは思えません。

大半のお客様を追い払うことに繋がってしまうでしょう。

お客様は初対面のあなたと言い争いをいたくて来店しているわけではないのです。

このことから「政治・宗教・野球」に限らず「いずれかに属して対立する側を叩く必要のある話題」をしないことが一番です。

これは接客する側であるあなた自身の心構えです。

お客様側ではどうなのでしょうか。

続きます。