一人暮らしと仕事の覚え方。(27)
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
接客業に就いた場合の注意点です。
前回、クレーマーにはいくつかの種類があると申し上げました。
そのタイプに合わせた対応が必要ですが、その前に知っておくことがあります。
東京オリンピック決定に伴い「おもてなし」という言葉が注目を浴びました。
この言葉が一人歩きして「持てる最大のサービス」を提供するものと認識している方もいらっしゃるかもしれません。
それは大きな間違いです。
サービスは限界まで絞り出すようなものではありません。
サービス業で重要なことは「一律」であることです。
いつでもどのようなお客様相手でも、同程度のサービスであることが大前提です。
背伸びをして身に余るおもてなしをしようとすれば、そんなみっともない雰囲気は簡単にお客様に伝わります。
また特定のお客様だけ選んで手厚いサービスをすることは、他のお客様を切り捨ててしまうことにもつながります。
どんな画期的で素晴らしいおもてなしも、相手を選んだり安定して提供できないのでは意味がありません。
そういった対応の齟齬に付け込んでくるのがクレーマーです。
上記を踏まえて各種クレーマーを知り、対応を考えましょう。
続きます。