一人暮らしと仕事の覚え方。（30）
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
接客業に就いた場合の注意点です。
前々々々回に申し上げたクレーマーの種類です。
４、クレームを訴えることでお店側に構って欲しい人
理由は何でも良いので、とにかく騒いで何らかの反応を欲しがります。
そのためなら多少の損失も必要経費と考えているようです。
とても悪質です。
丁寧な対応や金品・サービスにも納得することはありません。
そこがゴールではないからです。
その為、着地点の無い不毛で一方的なやり取りを強いられます。
ある飲食店での出来事を例に挙げます。
お昼時にお客で混雑するお店にその男は来店しました。
他の客と同様に定食の食券を購入しますが、なかなか席に着きません。
２分ほどウロウロしたあとにやっとカウンター席に着き、女性店員がお水の入ったコップを置いた途端に男が「お茶じゃないのかよ！」と大声をあげました。
女性店員が「失礼しました」とお茶を置き、食券を受け取り奥にいるもう一人の女性店員が調理を開始しました。
調理中の鉄板を見ていた男は突然「何で油を捨てたんだ！」と声を荒げました。
続けて「○○定食の時は油を捨ててなかっただろ！」と言います。
調理していた女性店員は慌てて「○○定食と□□定食は調理の手順が違うので…」といった説明をしますが男はどんどんヒートアップしていき、大声で恫喝を始めます。
最後には「食わせる気が無いなら最初からそう言え!!」「このまま俺が帰ればいいんだろ！」と言い帰ろうとします。
調理していた女性店員が泣き出したところで満足したのか「それでは返金を…」と言う対応を「うるせえよ！もう来ねえよ！何だよこの店は！」と捨て台詞を残して店を出ました。
この男性はどう悪質なのでしょうか。
続きます。
