ヒトリグラス

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第627回 一人暮らしと仕事の覚え方。(58)


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引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
接客業に就いた場合の注意点です。

前回、脳筋セクハラ教師がシーツを汚した女生徒をロビーで晒し者にしているところです。
生徒はお局社員(バツイチ娘有)がセカンドレイプ状態を回避するためにロビーから連れ出しました。

女生徒がシーツを汚してしまったのはしょうがないとしても、この脳筋にわざわざ報告する必要は無いです。
そしてそれを報告されたからといって生徒の部屋まで行って汚れたシーツを確認する教師はハッキリ言って気持ち悪いです。
加えて「何かせねばなるまい」とやる気を出してフロントまで報告に来るのは正直言って不愉快です。

たいていのホテルはフロントスタッフと客室の清掃は別部門です。
フロントにいる人間が客室に入ることはほぼありません。
誰が泊まってどう汚したかなど知ったことでは無く、女生徒が何も言わずにチェックアウトすればそれで済む話なのです。
世間知らずからか真面目なのか、うっかりセクハラ脳筋に報告してしまったせいでこんなことになってしまっています。

そもそも何なのでしょう。
脳筋は我々に何をして欲しいのでしょうか。
このあたりはまったくわかりません。
わかりませんが、女生徒が可哀想ですしロビーにいた他の宿泊客も気まずい思いをしています。

我々スタッフには生徒が晒し者にならないように隔離して安心させ、他の宿泊客に迷惑をかけないように脳筋を落ち着かせることしかできません。
個人々々の思想的背景に基づく考え方や言動に干渉できないのです。
ホテルはただの宿泊施設です。

女生徒は終始申し訳なさそうに、そして脳筋は最後まで「言うたった・面倒見たった」感丸出しでご出発なされました。

この件には参考になるような対処法や解決策はありません。
現実は武勇伝スレでもDQN返しスレでもスカッとジャパンでもないので、脳筋セクハラ教師に説教してギャフンと言わせるような都合の良い登場人物はおらず、因果応報を思わせるような出来事もありません。
彼らはこれから先もそのコミュニティがなくなるまで、所謂悪い意味での体育会系のノリのまま社会と表面的に噛み合いながら、ちょっとずつ周囲を不愉快にさせて生きていくでしょう。

接客業はこのような理不尽な出来事が一定のペースで起こります。
向いていない人にはとことん向いていない業種と言えるかもしれません。

接客業に於いて問題があるのがお客様だけとは限りません。
続きます。