第722回 一人暮らしと機能。(48)
引き続き、機能について提案させていただきます。
機能という面からカレーライスを見つめ直しています。
前回、自宅で食べる際はカレーソースとライスを別盛りにすることでカレー値のクリティカルヒットをコンスタントに叩き出すことができると申し上げました。
今度は思ったようにサーブされるかどうか、その時になってみないとわからない外食のカレーライスの取り回しについて考えてみたのです。
自宅で1週間かけて13皿ほどカレーを食べて色々なやり方を試してみました。
うまく混ぜつつお皿もキレイに食べるにはこんなやり方が良いと思うのです。
1、配置
これからスプーンでライスを移動させるため、ライスを利き手側に向けましょう。
右利きならライスが右側、カレーソースが左側になります。
2、スプーンを濡らす
水の入ったコップにスプーンを突っ込んでおくというやり方です。
湿らせておくことでライスがスプーンに貼り付くのを回避できます。
これは次のステップへの布石です。
3、ライスを浮かせる
ライスはお皿に貼り付いています。
そのライスの塊そのものの下に2で濡らしたスプーンを入れて、全体を持ち上げましょう。
少し待つとライスの表面が乾いて、お皿に貼り付かなくなります。
これをやっておかないとライスを動かすたびにお皿に米粒がくっついてキレイに食べ終われません。
これは5のステップへの布石です。
4、境い目を食べる
カレーソースとライスの境目をその都度混ぜてカレー値をヒットさせながら食べていきましょう。
そうするうちに境い目部分が無くなります。
そこで
5、ライスを移動させる
2で動かしやすくしたライス全体を移動させます。
カレーソースに接岸させてください。
これでまた境い目を作ることができます。
以後、カレーライスが無くなるまで4~5を繰り返してください。
これで手間やお金のかかったカレーソースを無駄にすることなく、ちょうどよいカレー値に挑みつつ、お皿を余計に汚さずカレーライスを食べることができるのです。
参考にしてください。
続きます。
鳥倉はもう春ぐらいまでカレーは食べたくありません。
せっかくの一人暮らしなのに、自分が望まないタイミングでカレーライスを食べ続けるようなことはやめましょう。