第732回 一人暮らしと仕事の覚え方。(84)
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます
接客業に就いた場合の注意点です。
会社に有害な社員のお話をしています。
懲戒解雇された男性社員の横領の手口をご紹介しています。
夜勤中に客室を仮眠室として使用して休憩した手口の続きです。
前回、使っていない客室を作るために件の男性社員は「客室を変更する」という裁量権を行使していたと申し上げました。
その手口は単純です。
普段通りにチェックインを済ませた宿泊客を管理用のPCの中でだけ部屋移動させるのです。
その際、変更理由には「隣室の騒音」や「客室の設備・環境の不備」といったデマカセを記入していました。
上司や同僚には「もう浴室は使用済みだった」と報告しておきます。
宿泊客は普通にキーを受け取って部屋に入るのですが、その時にはすでに操作済みというわけです。
あとは先に休憩に入り、綺麗な部屋でまんまと仮眠を取るという次第でした。
しかし、調査の結果これよりももっと悪質なやり方もありました。
続きます。