第751回 一人暮らしと機能(52)
引き続き、機能について提案させていただきます。
機能という面からカレーライスを見つめ直しています。
前回、既製品を使ってカレーを作るにはカレールーとカレー粉があると申し上げました。
まず、カレーを自作するにあたり重要な要素があります。
とろみ、いわゆる粘性です。
サラサラとした粘性の少ないスープカレーなどもありますが、煮込む行程を短縮したいオペレーターサイドにしかメリットの無い食べ物だと鳥倉は思うのです。
やはりカレーにはとろみが必要です。
そのとろみの発生源は簡単に言うとデンプンの量と濃度です。
溶け込んだデンプンと水分の比率がとろみと関係しており、小麦粉を加熱して水分を飛ばすことでとろみがより強まります。
トロトロさせましょう。
何よりカレーの食感に直結するのはとろみです。
自作カレーの基準に自分なりのとろみを持っておきましょう。
続きます。