ヒトリグラス

快適な一人暮らしを応援したいと思っております。

第815回 一人暮らしと寝る。(35)


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引き続き、寝るについて提案させていただきます。
前回、入眠するための体温調節には設定温度のようなものが関わってくるのではないかと申し上げました。

鳥倉がこれまで体験した不眠症は、ストレスから体温調節が困難になることから始まりました。
まず、寝ているうちに大量に汗をかいて目が覚めるようになりました。
枕がとても熱く感じるようになり、寝付きもどんどん悪くなってきます。
充分な睡眠時間が取れなくなったせいで、逆に日中に眠気があり集中力が著しく低下しました。
勤務中でも突然意識が無くなりそうになり、当然ミスも増えてきました。
しかし、仕事中に寝てしまう訳にもいかず更にストレスを感じるようになります。

手先が爪先・首筋がいつでもひんやりとしていて、ちょっとしたことでダラダラと汗をかいていました。
シャワーが熱く感じるようになり、お風呂上がりでも汗がなかなか止まらずタオルで拭いても拭いてもジワジワといつまでも汗をかいてしまい、どんどん体温を奪われます。
間違いなく体温の設定温度がおかしくなっているのでしょう。

またそんな状態が続くと、全身が一日中ピリピリとむず痒くなってきました。
特に靴下で締め付けられる足首が痒く、これも集中力を欠いて仕事のミスを誘発してストレスに繋がります。
神経が昂っているのか全身がザワザワとしており、指先に何か物が当たると電流のような痛みが走るようになり、寝ていても落ち着くことができなくなりました。
この頃になると夜は40分ほどしか寝られず一晩中無理矢理寝てはすぐに起きるの繰り返しで、終いには「寝ている間にひっそりと死んでいてくれればいいのに」と思うほどでした。

上記の症状は突然発症したわけではなく、ゆっくりと症状が進行していき、いつの間にか日常生活で何をするにも困難になり、身体的にも精神的にも追い詰められていきました。

ちゃんと眠ることさえできれば治るはずなのですが、眠れないことから起きた体調不良が眠れなければ治せないという状態になってしまいました。

続きます。
最近また眠れなくなってきているので、文章に起こしている今も当時を思い出して気持ちが落ちていくのを感じます。