第919回 一人暮らしと寝る。（49）

引き続き、寝るについて提案させていただきます。
眠りにつくために必要なコンディションを作るためのアプローチについてお話しています。
前回、シャワーと浴槽の温度の組み合わせから自分なりの入浴法を見つけましょうと申し上げました。

色々と細かいことを申し上げましたが、結局のところはしっかりと体温が上がるまで時間を使って入浴すれば良いだけの話です。
細かい手順を作ることで結果的に浴室でお湯に触れている時間が増えればいいのですが、以前申し上げたように不眠症になるまで自律神経が不安定になると体感温度が変化して普通程度のお湯でも熱く感じてしまい、長時間の入浴ができなくなります。
また入浴中は体感時間も不安定になり、長く入っていたように感じても自分で思っているほど時間が経過していないこともあります。

そこで強引に入浴時間を増やしましょう。
以前、おすすめしなかったやり方をおすすめしようと思います。
こちらです。
一人暮らしと手洗い。 - ヒトリグラス
以前におすすめしなかった理由はあまりにも体力を使い過ぎることです。
とても生活のサイクルに組み込めるものではありません。

しかし、これだけ徹底的に体力を消耗しておけば否応無く眠りに落ちる可能性はあります。
ブッ倒れる直前まで体力を使い切って体温も心拍も上昇し、入浴後に干している間に体表の温度も下がり自律神経も落ち着いて来ると思います。
あとは崩れ落ちるように寝床に倒れ込めば成功でしょう。

もちろん、誰にでも通用するやり方とは言えません。
しかし、不眠症を改善する可能性があるのならやってみる価値はあります。

続きます。