ヒトリグラス

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第961回 一人暮らしと仕事の覚え方。(131)


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引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
「会社が粗末に扱えないほど有能な社員」についてお話しています。
前回、一日に何度も作業を中断して部品を補充するスタッフ(30代後半男性)がいたと申し上げました。
環境は同じなのになぜ彼だけ、こんなに回数が多かったのでしょうか。

ラインのリーダーが面談して聞き取り調査をしたところ、ある事実が判明しました。
彼が離席するのはほんの少し減っただけの部品を補充するためでした。
これだけだと伝わりません。
お話は彼がその部署に入った頃に遡ります。
ラインのリーダーに組み立ての説明を受けている時に、こんなやりとりがありました。
リーダーに
「この部品は無くならないように補充してください」
と言われた彼は
「どのぐらい減ったら補充すればいいですか?」
と質問したそうです。

この時リーダーは

無くならない程度に、またラインの流れをなるべく止めない程度にタイミングを判断して欲しい

といった意味で伝えています。
しかし彼はそのように汲み取ることができませんでした。
リーダーは
「自分の判断でお願いします」
と答えたそうです。
これが行き違いだったようです。

続きます。