第1070回 一人暮らしと一人暮らしに必要なこと。(4)
引き続き、一人暮らしに必要なことについて提案させていただきます。
前回、一人暮らしには
経済的な余裕
時間の余裕
空間の余裕
3つの余裕が必要ですと申し上げました。
この3つが全てキチンと確保できるのが最も望ましいです。
しかし、上記の3点はそれぞれ影響し合うことになるでしょう。
例えば経済的な余裕、つまりお金ですが徹底してお金の消費を抑えるということは、お金で買える手間を利用しないということです。
電気料金を抑えるために洗濯は手洗いし、食べ物は自力で入手する狩猟採集生活が最もお金の消費を抑える方法になってしまいます。
家賃を安くするために通勤時間が延びれば交通費がかかり、その交通費を抑えるために徒歩や自転車で通勤することなります。
これは時間の余裕を生け贄にして経済的な余裕を手に入れていることになります。
逆に時間の余裕を優先するあまり、自炊を止めて外食中心にすると当然食費は増えます。
通勤時間を短縮するために家賃など住居費が余計にかかってしまうこともあるかも知れません。
家賃を下げて狭い部屋を選んでしまえば空間の余裕も無くなります。
洗濯もそれこそ下着に至るまでクリーニング業者に丸投げすることもできますが、やはり相応の代金が要求されるでしょう。
どれかひとつに全振りする生活は、逆に快適な一人暮らしから遠ざかることになりえます。
それぞれ良いところ取りできるような選択をしましょう。
続きます。