第1202回 一人暮らしと一人暮らしに必要なこと。（35）

引き続き、一人暮らしに必要なことについて提案させていただきます。
前回、あなたに関わる時間という観点から見た輪について申し上げました。
今度は「場所」についてのあなたの生活を見てみましょう。

通常、毎朝起きるのは自宅の寝床です。
この場所以外で寝起きしている人はあまりいません。
寝床から起き上がって食事や身繕いを済ませて玄関に移動し出勤。
徒歩や自転車、自動車、その他公共交通機関を使って職場に移動します。
職場の様々な場所で業務に就き、退勤して帰路に着きます。
各種所用を済ませて寝床に移動して就寝することで一日の終わりとし、最初の状態に戻ります。
だいたいの人はこの輪のどこかの場所に居て、任意の判断で次の場所に移動しながら生活しています。

これまで述べてきたのは「あなた」の時間や場所です。
それではそのあなたの生活を支えている「お金」はどうでしょうか。

多くの場合、お金はまず最初にあなたの手元以外の場所にあります。
形があったり無かったりします。
労働によってお金を入手すると、あなたのところに来たお金はしばらくの間待機して、もしくはただちに何かと交換することであなたの下を離れてどこかに紛れていきます。
これもひとつの「輪」です。
そして「労働→お金→生活→労働→お金」という輪でもあります。
途中のどれかが欠けると成立しなくなる輪です。

食べ物はどうでしょうか。
上記のお金の輪を利用し、お金と交換することであなたの自宅の冷蔵庫や冷凍庫、常温保存するための場所にやってきます。
その後必要な部分を摂取して残りを住居から外に出します。
その食べ物は誰かが生産した素材を誰かが加工して誰かが運び店頭にならんだ物をあなたが入手しています。
これは「食べ物の輪」です。

続きます。
今日のは特に読む必要の無い文章ですよ。

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