第1222回 一人暮らしと仕事の覚え方。（192）

引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
会社が粗末に扱えないほど有能な社員についてお話しています。
前回、いくつも会社を経営するＡさんが持ち会社の備品などもブラック社に売りつけて売上の調整をしていたと申し上げました。

それとは別にブラック社は販売報告会での報奨品を用意していました。
しかし、それらはブラック社長が用意したものではなくＡさんが都合してきたものでした。
これまでの経緯を考えれば簡単ですが、それらもＡさんの持ち会社から色々な形であぶれた商品たちでした。

リサイクルショップにはなかなか動きの無い商品があるそうです。
洋酒や香水・化粧品など中古品として入手する層が少ないものや、ブームを過ぎてしまったもの、新しいシリーズが発売されたもの、単純に大きくかさばるものなど積極的に売りに出ないとなかなか買い手が着かない商品だそうです。

売り出すには系列店舗で在庫をまとめて「洋酒セール」とか「アクセサリー大市」みたいな企画で放出したりするそうですが、鳥倉はこのへんはよくわかりません。
その中でもひときわ動きにくい商品というのがあるそうで、そういった倉庫の肥やしをブラック社に押し付けて一掃することで、新しく売れる商品を仕入れる余裕を作るのだそうです。
中にはＡさんが「普段用に使っていた腕時計に飽きた」という理由でネットで箱だけ入手して詰め替えて報奨品にしていたこともあったということです。

報奨品の中には他にも中古の自家用車などもありました。
続きます。

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