第1346回 一人暮らしと読書。(６)

様々な物語を全部把握しようとしています。
前回、浦島太郎のお話のだいたいの要素をまとめてみました。

このお話も長く語り継がれていくうちに足したり引いたりされながら原典から大きく離れてしまっています。
そこで一般的に広まっている浦島太郎のお話の要素として前述したようにおじいさんになって途方に暮れるまでを図にしてみました。
こんな感じです。

かなりわかりやすくなったと思います。
これならひと目で浦島太郎という物語について理解できるでしょう。
以前紹介した桃太郎の図解と比べると登場人物ではない玉手箱というキーアイテムも要素として組み込んでいます。
また、長い時間の経過をひと目で理解できるようになりました。
良い感じだと思います。
ここでも例えば亀がいじめられていて苦しんでいるとか竜宮城で楽しんだとか乙姫様が別れを惜しんだとかいった「情動」については付け加えていません。
というのもこの物語では感情の動きがあまりストーリーに影響を与えていないからです。
といったことを踏まえて浦島太郎の最低限の要素をまとめたものが上記の図になります。

続きます。

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