ヒトリグラス

快適な一人暮らしを応援したいと思っております。

第1416回 一人暮らしと仕事の覚え方。(232)


f:id:torikura:20190105212256j:image

引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
前回、Kさんという仕事しないクセに勘だけは鋭い派遣社員さんが特に事件も無くひっそりといなくなったと申し上げました。


前述したようにKさんはとても危機察知能力と回避能力が高いです。
その才能は天性のものなのでしょうか。
いや、その前にKさんの年齢について言及しなければなりません。
Kさんが退職したあとに改めてKさんのことを話し合った結果わかったことがいくつかあります。
大学受験を控えたお子さんがいること、奥さんが相続した家で暮らしていること、そしてKさんお年齢がもうすぐ50に届きそうだったことでした。

あの20代にも30代にも見えるチャラチャラ、ヘラヘラした雰囲気は何だったのでしょうか。


恐らく人生経験の圧倒的な少なさからくる未成熟さがオーラになって見えていたのではないのかと鳥倉は考えています。
1人の成人男性が派遣という名前のパートタイマーとして働き、責任や面倒事からフラリフラリと逃げ回っていた、そしてそのままアラフィフになった。
文章にするとその悍ましさを実感します。

また、採用時に面接した社長が後日言うには


「長年勤めていた会社を退職して止むを得ず派遣社員に身を窶している」


とかではなく


「どの会社も一年どころか半年程度で辞めてしばらく休養してから次の会社に就職、それを30年ぐらい続けていた」


ということも判り、一緒に働いていた鳥倉を含めてみんなが「こんなにポテンシャルの低い大人がいるのか」と何とも言えない気持ちになったことを記憶しています。

そして、業務には一切生かされないものの作業工程や現場に対する鋭い観察眼と行動力は、神から授かった贈り物(ギフト)ではなく、アラフィフの人間なら当然持ち合わせている程度の業務処理能力だったことがわかったという次第です。

サボって逃げていても人間はそれなりに成長していると捉えれば良いのでしょうか。
「色んな敵から走って逃げているうちに足が速くなった」みたいなものなのでしょうか。
Kさんから学べることはたくさんあります。

 

続きます。

申し遅れました。

あけましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。

今年もよろしくお願いいたします。

 

一人暮らしや生活・仕事の困りごと、ちょっとした疑問、あと何か言いたいことがあればお気軽にお寄せください。
ご迷惑にならない程度に使わせていただきます。
とりくら (@fJyP15ShZmhW2rw) | Twitter

<明日の全員占い>
距離感のおかしい人に出会うかも。
日曜日なんだから1日家に居ると良いよ。