第1524回 一人暮らしと仕事の覚え方。（252）

引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
前回、貧乏神みたいなヤツがいたよと申し上げました。
その貧乏神ですが、貧乏神のくせに遅刻・欠勤はまったくありませんでした。
この一点だけ、ただこの一点だけ、この貧乏神を褒められるポイントでした。
前述したように現場に出れば働くフリだけ、真面目に聞いているフリだけして終業時間までどうにかしてかわすだけで、一緒に業務を進めるうえでまったく助けになりません。
注意してもヘラヘラしているだけで何一つ言うことは聞いてくれません。
クビになるまでの2週間ほどの間、他のスタッフの近くにいて作業しているフリをしていました。
タバコも吸うようでしたが他のスタッフからの貰いタバコが中心でしたし、お昼ごはんはスーパーのお惣菜コーナーなどで購入できる白米だけ入った小さなパックを持ってきて食べていました。
また、箸も無く誰かが買ったお弁当に付いてきた割り箸の袋に入っていた爪楊枝をもらい、その爪楊枝で器用に白ご飯を食べていました。
鳥倉は今でもこのオッサンは割と本当に貧乏神だったんじゃないのかと思っています。
そんな貧乏神が一緒にいてまともに業務がこなせる訳がありません。
だいたいの現場はギリギリの人数でこなすものです。
3人必要な現場でそのうち1人が貧乏神では困ります。
貧乏神は10日ほど働きぶりを観察した後、社長以下、高校生のアルバイトにいたるまで「一緒に働くのは無理」と判断され満場一致でクビとなりました。
クビです。
社長が言うには最後までヘラヘラ笑っていたとのことです。
今思い出しても、本当に生きている存在なのかわかりません。

今でも本物の貧乏神だったのではないか、そんな気がしてなりません。
続きます。
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とりくら (@fJyP15ShZmhW2rw) | Twitter

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ラッキーフードは焼そば。
て言われるぐらいが楽だよねホント。
アヒージョとかイカスミパスタとかめんどくせーこと言うヤツ嫌い。