一人暮らしとお弁当。(18)
引き続き、お弁当について提案させていただきます。
混ぜご飯を作りましょう。
お弁当に入れる混ぜご飯の注意点は、何と言っても目的を間違えないことです。
「なぜ混ぜご飯を作るのか」という前提を忘れてはいけません。
お弁当に入れるために作っているのですから、当然のんびり丁寧な作業をしている暇はありません。
例えば焼き鮭が余っていたとして、朝の忙しい時に皮をはがして身をかき出し、骨を取り除いて身をほぐしていては時間がいくらあっても足りません。
急いで雑に作業をして小骨やウロコなどの「食べられない物」が混入してしまうことも考えられます。
他にも刻んだり汁気を落としたりといったセッティングに時間がかかる食材を、わざわざ朝に調理していては本末転倒です。
また市販の混ぜご飯の素などを用いるのも如何なものかと思います。
混ぜご飯は余り物の半端食材を処理するという「機能」を持っています。
調理時間もそれほど変わらず、それなりの量の可燃ゴミが発生する既製品をわざわざ入手するほどのメリットがあるとは思えません。
上記のことから
使用する食材は余り物が中心
細かい下拵えは前日に済ませる
といったひと工夫を念頭に置いてお弁当を作りましょう。
続きます。