ヒトリグラス

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第804回 一人暮らしと寝る。(33)


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引き続き、寝るについて提案させていただきます。
前回、不眠の原因は結局のところ自律神経の乱れからくる体温調節の不具合ではないかと申し上げました。
入眠する際には体温を自力で変化させることで自律神経を切り替えなければならないようです。

その前に自律神経について知っておきましょう。
自律神経は内蔵機能や体温調節・血圧・心拍数などを調節して恒常性を維持するのが主な役割です。

自律神経系は大きく分けて

交感神経
副交感神経

の2つからできています。
この両方が各種臓器を同時に管理しています。
これを「二重支配」と呼び、通常、両方が同時に活発になることはありません。

交感神経には心拍数を上げて筋肉の血流量を増やして動作を活発にし、呼吸の量も増加させるという機能があり、ざっくり言うと戦闘状態や危機からの逃走の際に活発になります。
副交感神経は正反対の役割を担っており、体を休息状態にする時に活発になります。
この時に食べ物を消化・吸収したり、栄養素を使って体の各部分を修復します。

入眠するためには交感神経を抑制し、副交感神経が優位になるようにしなければなりません。
そしてこの調節ができなくなっているのが不眠症なのです。
と鳥倉は思っています。

鳥倉が過去に3度体験した不眠症の症状などから対応をご説明したいと思います。
続きます。