第913回 一人暮らしと寝る。(48)
引き続き、寝るについて提案させていただきます。
眠りにつくために必要なコンディションを作るためのアプローチについてお話しています。
前回、入浴のパターンとしてシャワーと浴槽の2種類があり、それぞれに4パターンの温度があると申し上げました。
4パターンが2通りなので全部で16パターンです。
シャワーと浴槽の順番を逆にすることで更に×2で32パターンとなります。
例えば
シャワー(適温)→浴槽(高温)
浴槽(常温)→シャワー(冷水)
といった組み合わせをひとつずつ試していくことで、自分の体質にあった入浴法を見つけていくことになります。
色々と試してみたところ、鳥倉の場合は浴槽(適温)→シャワー(常温)という入浴法が体質に合ったようで、どうにか眠れるようになりました。
これはその時の鳥倉の症状に最適な入浴法だったというだけで誰でも通用するものではないと思います。
また、前回申し上げたように常温が季節によって変動するため、その時の鳥倉の体調と秋に入りたてという季節がちょうど良かったようです。
仕組みとしては浴槽で深部体温を上昇させたあと、冷水で体表の温度を下げることで毛細血管を収縮させることにつながったようです。
おかげで熱が外に逃げるのを防いで、体温を上げたあとに体感温度も上昇し、また冷水を浴びたことで自律神経がスムーズに切り替わって無事眠ることができたのではないかと思います。
続きます。