第1490回 一人暮らしと仕事の覚え方。（247）

引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
前回、謙虚なだけでそれ以外は何ひとつ秀でたところも持ち合わせていない20代の女性を例えに何かに打ち込んだことの無い人間と正面から向き合うと自分が損するだけだよと申し上げました。

こうして振り返ってみるとこの女性の場合、「謙虚」というよりも仕事を正面から請け負いたくないから、前に出ないようにしているだけなようにも思えてきます。
多分そうなんでしょう。
彼女なりに編み出した上手な生き方なのかも知れません。
しかし、前述したようにそんな人に何かを任せたりできません。
今の仕事を完璧にとは言わなくても問題無く消化できるようになれば、他の部署やもうひとつ上の業務を任せてもらえる可能性は高まります。通常、派遣社員に管理業務を任せることが無いからといって適当に働いても良い訳ではありません。
とりあえず何かに向いて頑張っている人はちゃんと周りから見てもわかるものです。

こんな話をすると「そこまでして会社に尽くすのか」みたいなことを言う人も出てくるでしょう。
そんなことを言ってくる人達は、仮にそこまで全てを捧げられるほどの会社・業務に就いた時、己の全てを打ち捨てて全力で打ち込めるのでしょうか。
とてもそうは思えません。
「そんなに頑張る価値」があるかどうかは「そこまで頑張った人」にしかわからないように出来ています。
もう働いている人もこれから働く人も、働きだした以上は「謙虚で真面目でひたむき」を目指して欲しいと思います。

続きます。

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