第1096回 一人暮らしと仕事の覚え方。（160）

引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
「会社が粗末に扱えないほど有能な社員」についてお話しています。

前回、勝手なやり方をしたうえに居直り、クビになっても文句を付けに来たオッサンがいたと申し上げました。
有能な社員について話していたはずなのに、追い出したBBAのように人間の作りそのものに問題のある社員のお話をする流れになりそうです。
まあ、こんな人間にはならないでくださいという意味でお話するのもいいかと思います。
ちょっとした昔話に付き合ってやってくださいよ。

こんな人もいました。
前述したようにある製品の組立～梱包までを行うラインでした。
その製品は中身はほとんど同じですが、対応する機種や出荷する国に合わせてカバーの形やラベル、パッケージに使う段ボール箱も違います。
梱包の担当者は品番に合わせてデザインの違う箱やラベルを用意します。
当然その箱の在庫の管理もしています。
組立の段階で個数が設定され、その台数を見て順番に合わせてパッケージ用の箱を同じ枚数だけ準備することになりますが、人間のすることなのでラベルの貼り間違いなどもあります。

また作業台で何かに接触して破損・スタンプのインクによる汚損、また梱包に使うテープの粘着部分などが当たって表面が破れてしまうこともありました。
その場合は在庫からキレイな箱を持ち出すことになります。
担当者は端数まで記録して管理していました。

ここにある派遣社員が来ます。
ムカつくクソ野郎で、とりあえずＴ君とします。
彼は二十歳そこそこの男性で派遣社員としてやってきました。
軽いノリではあるものの仕事には特に問題はありませんでした。
梱包のパートに回されてからも問題行動はありません。

続きます。

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