第1290回 一人暮らしと仕事の覚え方。（209）
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
前回、業界のヒエラルキーで下層に行くほど逆らえない会社が増えていき、逆らえない理由も前述しました。
そこでもう少し細かい事情を説明致します。
まず、Ｂ社の社長は元々Ｐ社で働いていました。
そのＰ社内ではまさに奴隷のように働いていたそうです。
Ｐ社に入った経緯はもっと言いにくいので書きません。
そのＰ社内でＢ社長は朝一番に出社して社内の掃除、片付け、仕事の準備、神棚を手入れしてＰ社長のソファと灰皿と靴を磨いてからタイムカードを押し、本来の業務に入ります。
業務中もＰ社長からの呼び出しがあれば会社や飲み屋に飛んで行き何やら色々用事をこなして、また業務に戻ります。
勤務時間が終了してもＰ社長との飲みに連れていかれ、Ｐ社よりも上の親請けの会社の社長たちからありがたいお言葉などを貰いながらお酌をして灰皿を片付け、お酒・料理の注文をしていました。
飲み代を徴収されることはありませんでしたが、その代わり２～３軒ハシゴしてベロンベロン酔っぱらった社長たちを送り届けてからようやく帰宅するという生活をしていました。
まさに子分というか舎弟というかそういう扱いでした。
Ｂ社長は当然そういった状況から脱する為に独立しようと試みます。
続きます。
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