ヒトリグラス

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第1600回 一人暮らしと一人暮らしに必要なこと。(130 )(住居)

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前回、住居内で何かをするためには空間が必要で、それができることそのものが部屋の「機能」であると申し上げました。
寝る・食べる・事務作業・趣味などなど、それらを行えるのが住居の機能です。
しかし、部屋数が少ないということは上記をひとつの部屋で行うことになります。
もっと極端なことを言えばお風呂が付いていない物件に住んだ場合、お湯を張った鍋からタオルを絞って体を拭いたりしなければなりません。
これは寝食趣味などに合わせて入浴の機能も部屋に持たせることになります。
ソファベッドと同じで、ひとつの機能を使っている時にはもうひとつの機能は死んだ状態になります。
使っていない状態は完全に全て片付いた状態です。
もう一度その機能を立ち上げるなら、まず必要な器具をセッティングするところから始まります。
その切り替えに必要な手間時間が少しずつ生活にブレーキをかけていることに気付くにはそれなりの期間が必要です。
そうなる前にまずは住居についてじっくりと考えましょう。
部屋数が多ければ住居の機能を分散できます。
一般的に豪邸と呼ばれる家にはどんな部屋があるでしょうか。
書庫の付いた書斎があり客間があり寝室キッチンリビングウォークインクローゼットに食材倉庫にワインセラーなどなど、時にはサウナやプールがあり、テラスやデッキもあるでしょう。
これらは部屋数を稼ぐ為にあるわけではありません。 それぞれの機能を部屋ごとに分散しているのです。
これを単身者向け1Kの部屋に押し込んだらとんでもないことになります。
何をするにしても今あるものを片付けて空間を作ってから専用の器具をセッティングしなければなりません。
豪邸はそんなことをする必要が無いのです。
リビングで寛ぎ、書き物をするなら書斎に、運動をするならトレーニングルームに、洗濯物は屋根付きのデッキに置くだけ、収納も多いので物が散らからず床が広いのでお掃除も簡単。
何をするのもスムーズですし、時間にも余裕があります。
お金持ちはそういった点でも大きなアドバンテージを持っています。
住むなら広い家。
部屋数の多い住居に住みましょう。
続きます。
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