第961回 一人暮らしと仕事の覚え方。(131)
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
「会社が粗末に扱えないほど有能な社員」についてお話しています。
前回、一日に何度も作業を中断して部品を補充するスタッフ(30代後半男性)がいたと申し上げました。
環境は同じなのになぜ彼だけ、こんなに回数が多かったのでしょうか。
ラインのリーダーが面談して聞き取り調査をしたところ、ある事実が判明しました。
彼が離席するのはほんの少し減っただけの部品を補充するためでした。
これだけだと伝わりません。
お話は彼がその部署に入った頃に遡ります。
ラインのリーダーに組み立ての説明を受けている時に、こんなやりとりがありました。
リーダーに
「この部品は無くならないように補充してください」
と言われた彼は
「どのぐらい減ったら補充すればいいですか?」
と質問したそうです。
この時リーダーは
無くならない程度に、またラインの流れをなるべく止めない程度にタイミングを判断して欲しい
といった意味で伝えています。
しかし彼はそのように汲み取ることができませんでした。
リーダーは
「自分の判断でお願いします」
と答えたそうです。
これが行き違いだったようです。
続きます。
第960回 一人暮らしと寝る。(55)
引き続き、寝るについて提案させていただきます。
眠りにつくために必要なコンディションを作るためのアプローチについてお話しています。
前回、お洗濯のサイクルを拡大するやり方について申し上げました。
今度は寝る環境そのものを改善しましょう。
寝具を乾燥させる
人体は健康体であっても寝ている間に一晩でコップ1~2杯分の汗をかいているそうです。
充分に乾いていない寝具は汗を吸い取る余裕が無い為、夜中に寝苦しくなって目が覚めてしまうこともあるかもしれません。
そこで、寝床をしっかりと乾燥させて水分を抜きましょう。
乾かすには色々なやり方があります。
ひとつひとつ見ていきましょう。
布団を毎日上げる
いわゆる万年床と呼ばれるような敷きっ放しのお布団で寝ていないでしょうか。
放置すると床と布団の間で湿気がこもってしまいます。
必ず毎朝畳んで床から離すようにしましょう。
ベランダなど外に干すのが理想的だとは思いますが、一人暮らしの生活サイクルでは朝干して日が暮れてから取りこむことが多くなると思います。
日中に雨が降るかもしれませんし、晴れていても日が暮れた後に夜露でまた湿ってしまうこともあります。
せめて敷いてあった場所から移動させて畳んでおきましょう。
寝床から湿気を遠ざける方法はたくさんあります。
続きます。
ていうか960回もやってたっけ。
第959回 一人暮らしと機能。(69)
引き続き、機能について提案させていただきます。
カ…カーテン…。
カーテンを設置しましょう。
前回、季節と洗い替えを合わせたカーテンの枚数は
レースカーテン×2組
夏用遮光カーテン×1組+1枚
冬用遮光カーテン×1組+1枚
で良いですよと申し上げたのです。
しかし実際に鳥倉が使ってみて、もう少し省略した形でも大丈夫だよと判断したので今からそれを言うのです。
レースカーテン×2組→1組
思いきって減らしました。
ぶっちゃけ洗い替えするほどのものではないと判断しました。
数ヵ月洗い替えを使ってローテーションさせていたのですが、そもそもレースカーテンは
2枚一緒に洗濯機で洗える
普段から遮光カーテンと併用している
というものです。
遮光カーテンは1枚ずつ洗うことになりますが、レースカーテンは薄いのでまとめて洗えますし、洗っている間は遮光カーテンを閉めておけば良いです。
また、レースカーテンはすぐに乾くので洗った後に元のカーテンレールに吊るして窓を開けておけばすぐ乾きます。
ということでレースカーテンは1組あれば良いです。
ちなみに洗うタイミングは休日の朝一番が良いと思うのですがどうでしょうか。
続きます。
第958回 一人暮らしと自炊。(35)
引き続き、自炊について提案させていただきます。
自炊の障害のひとつである片付けを手軽に終わらせる方法についてお話しています。
前回、持って回った回りくどい言い方でタオルのサイクルが必要だと申し上げました。
これは例えて言えば水道のようなもので、洗って乾かした状態のタオルは汚れていくに従って用途が狭まり、最後は床や油などの汚れを拭いて洗濯機へと放り込まれます。
そして住居の汚れを乗せて洗濯機に向かい洗って汚れを落とし、干して水分を抜いた状態で改めて供給されることになります。
汚れを洗濯機から住居の外へと運ぶベルトコンベアのような物だと考えれば良いです。
これがうまく機能しないと家事はとても大変なものになります。
ペーパータオルやティッシュペーパー・紙タオルなど使い捨ての物で汚れを直接家の外へと排出していくことになるでしょう。
これは一見楽で清潔なように思えますが、実際は在庫を管理しなければならない物が増え、占有するスペースに圧迫されて非常に面倒な思いをすることになるでしょう。
何せタオルの代用です。
消費量が多く、あっという間に無くなります。
買い出しの回数も多いでしょう。
そして収納スペースと設置スペースが必要で、捨てるためのゴミ袋も毎日どんどん膨らんでいきます。
その面倒をごまかそうとして、まとめ買いを始めると更にスペースが倍増して手の付けられない状態になります。
やはりタオルを洗って使いましょう。
またその場合はコインランドリーなどではなく、自分専用の洗濯機を設置してください。
一人暮らしとなるべく持っておきたい電化製品。(1) - ヒトリグラス
自炊は色々な要素によって支えられているのです。
続きます。
第956回 一人暮らしと仕事の覚え方。(130)
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
「会社が粗末に扱えないほど有能な社員」についてお話しています。
前回、何か変なタイミングで作業を中断するスタッフがいると申し上げました。
このスタッフが作業を中断していた理由は部品の補充でした。
しかし、他のスタッフも同じように部品を補充しています。
どこが違うのでしょうか。
それは回数でした。
明らかに頻度が多かったのです。
大きな部品は別の担当から流れて来るのですが、小さな部品は作業場の容器に入っているおり、無くなったら自分で補充しなければなりません。
そのスタッフは部品を補充する回数がやたらと多かったのです。
特に、ある部品を補充する回数が多かったのですが、その部品は容器に300個~400個ほど入っており、1日に2回補充するかどうかといった物です。
このスタッフはそれを日に5~6回、いそいそと補充し、そのたびに組立作業を中断していました。
当然、ロットの消化がズレ込んでいきます。
他にも補充する部品がいくつかあり、1日を通して結構な回数、作業を中断していました。
当初はサボるための口実ではないかと思われていましたが、特にそんな様子は無いようでした。
続きます。
第955回 一人暮らしと仕事の覚え方。(129)
引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。
「会社が粗末に扱えないほど有能な社員」についてお話しています。
前回、ほど良いキレイ好きになれと申し上げました。
他にもこのようなポイントがあります。
共通のルールを正しく理解できる
これはひと言で説明するのはちょっと難しいです。
職場などで「同じ業務に着いているのに手順やタイミングが合わず、遅れやミスが目立つ人」を見たことは無いでしょうか。
鳥倉がいた工場に実際に居たスタッフのお話です。
ある製品を組み立てる工場でした。
以前申し上げたように仕事には
持ち場所
持ち時間
裁量権
があります。
一人暮らしと仕事の覚え方。(1) - ヒトリグラス
その業務の持ち場はラインの中の組立で、毎日いくつもロットをこなす為にそれなりにタイトな制限時間があります。
そのスタッフは組み立てるスピードはそれほど遅くはありませんし、サボっている訳でもないのですが、変なタイミングで作業を中断します。
何をしているのかというと、組み立てる為の何種類かの部品の補充をしていました。
続きます。