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一人暮らしと仕事の覚え方。(35)


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引き続き、仕事の覚え方について提案させていただきます。

接客業に就いた場合の注意点です。
前回、体感時間の違いについて申し上げました。
接客において体感時間が違うということはどういうことなのでしょうか。

例えば1秒間という時間があります。
0.1秒を10回重ねたものであり、0.01秒を100回重ねたものでもあります。
しかし、実際にはもっと無限に分割できる時間の重なりあったものです。

この1秒間に30回、何かを認識するのが標準的な体感時間だとした場合、1秒間に40回の人と10回の人がいるとします。
例えて言うなら1秒間に40回も何かを知覚できるほど脳内の感覚が速いのは頭の回転の速い小さな子供逹です。
逆に1秒間に10回ほどしか知覚できないほど脳内の感覚が遅いのは、思考がかなり鈍ってきている高齢者でしょう。

この両者が会話をしたとして果たしてスムーズに会話ができるでしょうか。
まさに老人と子供が会話をしているように、噛み合わないちぐはぐしたやり取りになると思います。

これは年齢に限らず、心拍数や血流の違いによって脳内の代謝が循環する速度の変化によって変動します。

接客業において、来店するお客様の体感時間がどの程度の速度なのかまったく予測できません。
同様に業務の状態や環境によっては、接客するあなた自身の体感時間もお客様とはかけ離れている可能性もあります。

続きます。

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