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第1334回 一人暮らしと読書。(5)


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前回、桃太郎には気持ちの動きなどがまったくストーリーに影響していないしょうもない話ですよとは申し上げていません。
地元のお話ですしね。
古くからあるお話は細かいディテールが無くなって骨組みだけ残っていくものです。
きっと色々なものを足したり引いたりした結果が今の桃太郎なのでしょう。

桃太郎ではなく浦島太郎を使ってアイテムの動きを足してみたいと思います。
浦島太郎と言えばこんなお話です。

浜辺で子供が海亀をいじめている
それを浦島太郎が助ける
亀がお礼にと竜宮城に正体する
乙姫様に歓待を受ける
浦島太郎が帰ろうとする
乙姫様から開けてはいけないという約束と共に玉手箱を受け取る
浦島太郎帰宅
陸地では長い年月が経過している
浦島太郎が玉手箱を開ける
おじいさんになった浦島太郎が途方に暮れる

というのがだいたいのあらすじです。
このあと鶴になって飛んで行ったとか、亀になった乙姫と末永く暮らしたとか色んなバージョンがあるようです。
これを図にしてみましょう。

続きます。

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