一人暮らしと時間の使い方。(1)
時間の使い方を考えましょう。
あなたが何をしていても1分1秒と時間は進んでいきます。
ではあなたは一日の間にどれぐらいのことができるでしょうか。
例えば平均的な生活のサイクルとして
・毎日8時間の睡眠
・一回の食事に平均30分
・通勤に片道30分
・9時から12時半、1時から5時まで勤務
・入浴に30分
一日は24時間=1440分です。
睡眠は8時間=480分。
食事が一日に1.5時間=90分。
通勤に片道30分で往復1時間=60分。
勤務時間が合計7時間30分=450分。
入浴に30分。
1440-(480+90+60+450+30)=330
平日に自宅で何か出来る時間は330分=5時間30分となります次にあなたが取るちょっとした動作にかかる時間です。
例えば皿を洗う、食器を拭いて棚に仕舞う、洗濯物を取り出す、干す、テーブルを片付ける、シーツを替える…といった行動ひとつひとつを
(A)急いで=5分
(B)ゆっくり丁寧に=10分
(C)ダラダラと=15分
とします。
上記の例で言えば在宅時に起きて自由に行動できる時間は
5時間30分=330分
です。
(A)急いで
330÷5=66
66回の行動。
(B)ゆっくり丁寧に
330÷10=33
33回の行動。
(C)ダラダラ
330÷15=22
22回の行動。
となります。
仮に夕方に仕事から帰宅して
・着替え
・食材用意
・調理動作×5
・盛り付け
・片付け
・食器洗い
・食器を拭いて仕舞う
・洗濯物を取り込む
・洗濯物をたたんで仕舞う
・洗濯機から衣類を取り出す
・干す
などの動作15項目を必須とすると
【Aの場合】
15動作×5分=75分
330-75=255分=4時間15分
【Bの場合】
15動作×10分=150分
330-150=180分=3時間
【Cの場合】
15動作×15分=225分
330-225=105分=1時間45分。
Aなら残った4時間15分という時間は翌日の仕事の準備をしたり、TVを見たり雑誌を読んだりと自由に使えます。
Bでも3時間もあれば余裕を持って生活できます。
しかし、Cの場合はそうはいきません。
翌日の仕事の道具やお弁当の用意といった持ち物や着る物の準備に使えばあっという間に無くなってしまい、落ち着くような時間の余裕は無くなってしまうかもしれません。
のんびりと過ごす為には日々の家事を速やかに終わらせるか睡眠時間を削る必要もあります。
やりたいことは、その日するべきことを終えてからにしましょう。
続きます。