ヒトリグラス

快適な一人暮らしを応援したいと思っております。

第854回 一人暮らしと寝る。(40)


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引き続き、寝るについて提案させていただきます。
前回、日々変動する自分の体感温度を知るために温度計を使って体調の変化とその兆しを知っておきましょうと申し上げました。
それではついに体調を崩して体感温度に異常をきたしてしまった場合にどうすれば良いのでしょうか。

まず体の設定温度があまりにも高い場合があります。
それも立派な症状のひとつですが、その場合は平熱も高くなり免疫機能が向上します。
よほど高くならない限り、他の病気に繋がることはあまり無いでしょう。

逆に下がってしまった時が問題です。
血流が低下して手足が冷え、免疫機能が大きく下がります。
不眠から更に自律神経のバランスを崩して症状が目立ってきます。
ちょっとした温度でも熱く感じるだけでなく、体の方でも勝手に汗をかいたり毛細血管を開いて熱を逃がすなど自分の意思では制御できない部分で下がった体温を保とうとするようになります。
不夜の中途半端な時間に汗まみれで目覚めてしまうのもこれが原因だと思います。
またある程度の深さまで睡眠が進まないと体の各所を修復する機能が働かないため、肌が荒れたり出来物ができたり痒みを伴ったりと別の症状まで出始めるようになります。

体温の異常を元に戻すには自律神経のバランスを正常に戻さなければならず、そのためには以前申し上げたようにまとまった睡眠時間が必要となります。

どうにかして体温を戻すとともに、眠れない原因ひとつひとつに対処していきましょう。
続きます。